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2020-10

記憶の中の晩秋の風景



恥ずかしながらこのところずっと、気持ちが塞いでいます。
深夜や明け方近くに目を覚まして眠れなくなることも多く
なって。

昨日はよく晴れたので、お買いものがてら歩き回ってみました。
そのおかげなのか、昨夜よく眠れました。(しかも大寝坊で大慌て)


父が逝ってから来月で2年になります。
そんな日が近づいて、折にふれて思い出すことも増えていますので
ますます塞いでしまうのかもしれません。

一昨年の今ごろは父の病院へ自転車で行っていた頃です。
この病院へはいつも電車、車、バス、タクシーで行っていましたが
高校時代に自転車でよく通った懐かしの道と言うこともあり、
最後の方は自転車で行くようになりました。
それよりも何よりも、道中ひとりになりたかったからだと思います。
とくに病院からの帰り道は。

いろんなルートで病院を目指す…こんなことにも気が紛れました。
山側にある古い松並木の道を通ったり、海の方から行ったときは
迷って到着が遅れたりして。

今でも印象に強く残っているのは、父の亡くなる前日の帰り道でのこと。

あの日はこのまま家に帰りたくなくて、わざわざ知らない道を選んで
走っていました。
そのうち偶然、民家の立て込む細い路地を見つけて、その中を走って
西を目指すことに。時々止まってお庭などちらりと拝見しながら…。

掃き清められた狭い道。小さなお庭は背の低い木々や植え木鉢で
緑がいっぱい。ちょっとした秘密基地みたいにも見えました。
静かだけど微かに人のいる気配がして、午後のゆっくりした時間を
過ごしているのかなと思いながら、夢心地で走っていました。

その路地の先の開けた所に出ると、神社がありました。
もうずっとご無沙汰しているこの神社、まさかこんな所に続いていたとは…。
驚きながらも懐かしくなって奥の方を見ると、まっすぐに伸びた
参道に目が留まりました。

無性にそこを歩きたくなり、お邪魔することに。
ついでに神社の様子を撮って父に見せようと思いついて。


神社の中ではとても穏やかな時間を過ごせました。
ずっと私につきまとっていた、悲しみやそんなものがやんわり癒えた
ような…そして父との最後の時間を静かにゆっくりと一緒に過ごそう
と決意も出来ました。

偶然だと思いますが、不思議大好きな私としては、この時何かに
呼ばれたのかも…なんて思っていたくて。

その後、この近くに住む友人宅へ自転車でお邪魔した帰りにこの路地
や神社に足を延ばそうかと思ったけれど、やはりまだ無理みたいで…。
(いつかは行ってみたいのですが)


Charlie Puth - Cheating on You





この時期は日の暮れるのがとても早いですね。
一昨年の病院からの帰り道では、見慣れた風景に近づくごとに
薄暗くなっていき、帰宅する頃は夜のように暗くなっていました。

外から見える我が家は暗くシーンとしていて、見ていたら
とても侘しい気持ちになりました。
それまではこんな家の姿を見ることはなかったと思います。
いつも誰かしらいて、あかりが灯り、生活の音がしていたのに。

憂鬱な気分でドアを開けると、猫兄弟が暗がりの中で鳴きながら
出迎えてくれて、そんな姿を見たらほっとしました。
それまではなんとなく、よその家のように思えていたけれど
ここは確かに「うち」だと感じられて。
これからは私が明るくして、生活の音をもっともっとたてなくちゃ
と思ったのですが、今もなかなか…。


この時期に思い出すのはこんなことばかり…。
寂しげなことを長々とすみません。












● COMMENT FORM ●

mikotoさんへ。

こんばんは、mikotoさん。
続いていますね、長い長い憂鬱な時間が。

文章読んでいると風景や家の様子が浮かんでくるようです。

私の父が亡くなったのは5月でした。
やっぱりいろんなことを思い出します。
痩せ細った父の姿が脳裏に焼きついています。

気持ちだって沈んで当たり前だと思いますよ。
誰だってそうだと思います。

いつかは元気なmikotoさんに戻れますよね。
その時こそ・・・・・・。

いりぴ~さん、おはようございます。

いつもご心配おかけしてすみません。
なんか続いてますね…。
寂しげなことばかり書いていますので、
読んだ方に寂しさが伝染していないか
心配です。

いりぴ~さんのお父さま…そうでしたね。
同じ年に旅立たれて。
元気だった頃の姿を思い出したいのに
思い浮かぶのは最後の方の姿ばかりです。
でも時が経てば悲しい記憶も薄まるかも
しれませんよね。

今日は晴れそうですね。今ちょうど太陽が
昇っているところです。
どうぞ良い1日を。
ありがとうございました。

こんばんは

もう11月だねぇ。
日がたつのは早いですね。

季節も変わろうとしてますからねぇ~。

こんにちは。きっと、偶然ではなかったと思います。そう思いたい。きっとそうです。

私、随分前に母が亡くなったのですが、母が倒れてかつぎこまれた夕方、どうしても連絡がつかなかった父が、私が病院に向かう電車の同じ車両に乗っていました。何かが会わせてくれたたんだと、今も思っています。

mikotoさん。きっと、偶然ではありませんよ。これからも、そういった素敵なことが起きると思います。そう、思いたい。

よしおさん、こんにちは。

今日は晴れ時々曇りです。

ほんとうに。時の経つのは早いですね。
いつも先に行かれて、その後をのろのろ
ついて行く気分がしています。

週末のお天気、ぱっとしないみたいです
けど、ゆっくりしてくださいね。

ありがとうございました。

home in my shoes さん、こんにちは。

home in my shoesさんも不思議な体験
をされたのですね。偶然とは思えません。
きっと何かがそうしてくれたのだと思います。

そう言うことって、思い起こしてみると
わりと遭遇しているかもしれませんね。
たとえば思い悩んでいるとき、たまたま手に
取った本にヒントのようなことが書いてあったり。
何かが教えてくれた?もしかしたら自分で
引き寄せているのかも?
でもこんな風に思っていれば、この世知辛い
世の中を生きる支えになるような気がします。
ちょっと大袈裟な言い回しかもしれませんね💦

では良い連休をお過ごしくださいね。

ありがとうございました。

コメントありがとうございます。

映画「lost in translation」が大好きです。
mikotoさんのブログタイトルにすっかり惹かれて
ブログに日参しています。

このアナウンサーも犯人そっくり。(笑)
http://www.freshnewsdelivery.com/?itemid=2970

エリアンダーさん、こんばんは。

いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

私も「lost in translation」が大好きです。
お断りもせずにちゃっかりお借りしています。

あれは最高でした。名作だと思います。
久しぶりに笑って、ふさぎの虫もどこかへ
行ったような気がします。

そしてこちらのアナウンサーも。似ていますね…。

コメントありがとうございました。


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プロフィール

mikoto

Author:mikoto
音楽、映画、読書、写真鑑賞、庭仕事(カラーリーフプランツを中心に東南アジアの気配がするような庭を目指しています)、花は白、猫、自然、怪談、散歩、薄明の頃、eagle 810etc…が好きな40代、天秤座・A型です。

12年前に適応障害になってからなんだか違う世界にいるみたい。(今は「こんなはずじゃなかった病」です)日々浮きつ沈みつしながらも「小さな嬉しいこと」を見つけて、静かに心穏やかに暮らしたい…と思っています。なんとなく背暗向明で。

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